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歩行訓練士の方とお話させていただきました!

2025年1月28日(火)に公益社団法人 東京都盲人福祉協会様に訪問し、訓練部の歩行訓練士の方とお話させていただきました。

当日は、歩行訓練の実際の内容や歩行訓練士という職業についてのお話を伺い、弊社開発中のサービス『ファミリーズアイ®』についても、歩行訓練士の方の目線で貴重なご意見を頂戴いたしました。

歩行訓練士とは、目の見えない人や見えにくい人が白杖を使うなどして安全に歩行できるように指導・支援する専門職の通称です。点字やパソコンによるコミュニケーションをはじめ、調理・掃除・食事など日常生活に必要な動作・技能の指導などもおこないます。(デジタル大辞泉より)

今回お話を伺った東京都盲人福祉協会様では、東京都の補助事業として、都内在住で障害者手帳をお持ちの視覚障がい者に対して相談・訓練事業をおこなっています。

歩行訓練についてお話を伺うと、訓練に来られる方は最初「何もできなくなってしまった・・・」と絶望を感じている方が多いとのことです。そのため、精神的な面にも寄り添いながら、本人がまず何ができるようになりたいかなどの希望に沿ってプランを立て、訓練を進めているそうです。

伺ったお話の中で、歩行ルートの選定についてのお話がございました。目的地に早く到着するかどうかではなく、道を横断する回数が少ないことや道幅、点字ブロックの敷設状況、歩行者の数などをもとに、視覚障がい者の方の安全と歩きやすさを第一に考えて選定しているとのことでした。

お話を受け、歩行訓練士は視覚障がい者の方が安全に生活するために必要不可欠な職業だと実感いたしました。しかしながら、歩行訓練士の数が不足していて、実際に歩行訓練を受けたいと思っても予約がなかなか取れない現実があるということをおっしゃっており、視覚障がい者の方が社会参加していくにあたり課題の1つだと認識いたしました。

歩行訓練についてお話を伺った後、『ファミリーズアイ』を実際に体験いただきました。デバイスを白杖に装着するかどうか悩んでいることをお伝えすると、白杖から手に伝わる感覚が重要であり、それを妨げてしまうと危ないのではないかとのご指摘をいただきました。ご指摘を受け、改めて視覚障がい者の方の安全を妨げないようなサービスにしていきたいと思いました。

今回、弊社としては初めて歩行訓練士の方と情報交換をおこないました。視覚障がい者の方の外出時の安全を確保することの重要性を痛感したとともに、『ファミリーズアイ』を使うことで少しでもその安心・安全をサポートしたいと感じました。

歩行訓練士の方の取り組みに加えて、弊社の『ファミリーズアイ』が視覚障がい者の方の安心・安全につながるようなサービスになるよう、開発を進めて参ります。

公益社団法人 東京都盲人福祉協会 様のホームページ
https://tomou-hp.normanet.ne.jp/index.html